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フィンランドのボクサーの実話を描いた心温まる映画「オリ・マキの人生で最も幸せな日」を見た感想!

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フィンランドで実在のプロボクサー、オリ・マキの実話を描いた「オリ・マキの人生で最も幸せな日」を見ました。2020年1月末より日本でも劇場公開されていたので、ご存知の方も多いはず。劇場に足を運びたいと思っていたのに、私生活やコロナ等でバタバタして行けずじまいだったので、今回「オリ・マキの人生で最も幸せな日」を鑑賞することに。

オリ・マキの人生で最も幸せな日(字幕版)

オリ・マキの人生で最も幸せな日(字幕版)

  • 発売日: 2020/05/02
  • メディア: Prime Video
 

 

フィンランドで開催されるボクシングの世界大会を目前に控えるオリ・マキ。あとは、減量と厳しいトレーニングだけという状態なのに、1人の女性に恋をしてしまい、心ここにあらずになってしまうんです…。プロボクサーとしての夢を追う姿と彼の恋愛を描いたロマンティックな映画でした。恋愛映画でよくあるようなオアツイ愛のセリフとか、こってりしたようなシーンはありません。それでも、オリ・マキの人情味が溢れる一つの愛が優しく描かれており、非常に心温まる作品でした。一口に恋愛映画といっても、フィンランド映画っぽいテンポや温度感の映画だったな~と思います。

こういう恋愛映画も悪くない!フィンランド映画だからこそ表現できた愛!

 

【目次】

 

 

作品紹介

 

 

「オリ・マキの人生で最も幸せな日」(原題:HYMYILEVA MIES/THE HAPPIEST DAY IN THE LIFE OF OLLI MAKI)

制作:2016年

時間:92分

音声:フィンランド語

字幕:日本語

 

 

あらすじ

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パン屋の息子で、プロボクサーのオリ・マキ。フィンランドで開催される世界大会での出場権を獲得し、あとは、減量とトレーニングをストイックにこなすだけだったのだが…。オリは、ライヤに恋してしまう。国民の期待を受け、試合に集中しなければならない一方、ライヤとの関係にも心が揺れ動くオリ…。

 

 

感想

 

人情味溢れるプロボクサー、オリ・マキ

 

プロボクサーというと、特に試合前に、ストイックにトレーニングに取り組む一匹狼的なイメージが個人的にはありました。劇中のフィンランドでもそういったイメージがプロボクサーに求められていたことが推測できるシーンがいくつも登場します。実際、厳しいトレーニングや減量などが求められるボクシングの世界は、非常にストイックな一面があると思います。

 

世界選手権に出場するオリには、フィンランド国民から多大なる期待が寄せられます。しかし、その期待と裏腹に、スポンサーとの会食やインタビューなどから、減量やトレーニングに集中できないチョット可愛らしいオリの姿が描かれています。その上、ライヤに恋してしまうのですから、全くボクシングに集中できないんです、オリ・マキは…!

 

仕事とプライベートを割り切ることってある程度必要だとは思いますが、本当に恋しているときって、そういうことが出来なかったりしますよね。なんとなく自分にもそういう経験があって、共感ができる甘酸っぱさもある作品でした。

 

例えば、日本の恋愛映画で甘酸っぱさというと、高校生とか若者の恋愛映画で、歯がゆい感じやこしょばい感じも同時に多いように思いますが、そういった雰囲気は「オリ・マキの人生で最も幸せな日」にはありません。恋愛映画の甘酸っぱさだけが、いい具合に感じ取れて落ち着いて見れる恋愛映画で、個人的には好きでした。

 

 

 

60年代の雰囲気が駄々洩れ!モノクロ16㎜フィルムで撮影された映画

 

この映画は、モノクロの16㎜フィルムで撮影されているため、どこか懐かしい雰囲気が流れているのが特徴です。オリが活躍したのは、1960年代ということもあり、60年代の雰囲気を忠実に再現するために、あえてモノクロのフィルムで撮影されたそう。懐かしい感じがあるけど、ただ古めかしい映像にはならない絶妙なバランスが良かったです。

 

フィンランドというと世界的に有名な映画監督、アキ・カウリスマキが有名ですが、「オリ・マキの人生で最も幸せな日」は、アキ・カウリスマキの世界観にも非常にいているな~と感じました。アキ・カウリスマキが好きな人は、「オリ・マキの人生で最も幸せな日」も好きかな。

 

アキ・カウリスマキ作品「希望のかなた」のレビューはこちら!

www.natsuminscandinavia.com

 

劇中歌やファッションも60年代って感じで、レトロやヴィンテージな雰囲気が好きな人にとっても楽しいポイントが多い作品。モノクロで色は見えないですが、なんとなくその色が頭の中に浮かんで不思議な映画でした。北欧のレトロな雰囲気がお好きな方は、北欧の1960年代の音楽界で活躍したモニカ・ゼタールンドを描いた「ストックホルムでワルツを」もおすすめです。

 

「ストックホルムでワルツを」のレビューはこちら! 

www.natsuminscandinavia.com 

 

フィンランドといえば、サウナ!

 

フィンランドといえば、有名なのがサウナ!「オリ・マキの人生で最も幸せな日」の中でも、何度かサウナシーンがあるのですが、これが結構興味深かったんです。

 

日本でも近年、サウナや岩盤浴など、温かい部屋でじっくり温まって、体の芯から汗をかくダイエット法みたいなものも一般的だと思います。「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のオリ・マキも、減量のために、サウナに籠るんです!しかも、超厚着をして大量に汗をかこうとするんですよね。1960年代にフィンランドで活躍したボクサーもサウナを減量目的で使用するのか…というのが、意外でした。やっぱり、昔から、フィンランドではサウナって身近だったんですね!

 

それに加えて、オリがサウナに入った後に、冬の湖にそのまま入水するというシーンがあります。「せっかく温まったのに、冬の湖に入る??」と日本人的感覚だと、到底理解できない行動ですが、フィンランド人にとっては、結構普通だったりしますよね??

 

フィンランド人の友人が、冬にサウナに入ったあと、そのまま湖に飛び込んだ映像を見せてもらったことがあるのですが、初めて見たときは、衝撃的でした。しかし、今はこういうシーンを見ると、いかにもフィンランド人ぽいな~という気分になりますね。

 

フィンランドとサウナについての本も出版されているほど!!

 

 

 

まとめ

 

世界大会で優勝するということがプロボクサーとしての勝利のように思えるけれど、「何をもって勝利したことになるのかは、人それぞれ…。」ということをオリ・マキから教わったような気になる映画でした。

オリ・マキの人生で最も幸せな日(字幕版)

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  • 発売日: 2020/05/02
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