わたしとあなたのホームシアター

北欧好きが自宅で映画を満喫する

Netflixオリジナルドラマ「ザ・ポリティシャン 」ハラハラの政治コメディ!

f:id:NatsuminScandinavia:20200503182049p:plain


 

 

Netflixオリジナル作品「ザ・ポリティシャン」は、アメリカの高校で繰り広げられる生徒会選挙が舞台の政治コメディドラマ!

金持ち高校生の学園モノは、もう見飽きたという感じがあるけど、このドラマは、ただのアメリカの金持ち学生たちの学園物語ではない。

確かに、お金持ちとしての悩みなどストーリー要素として含まれるが、選挙運営、政治戦略、家族関係、LGBTQIA、恋愛、暗殺計画など、ありえないほどたくさんの角度から事件が次々に勃発して、ドキドキが止まらない!

高校の生徒会選挙といえども、主人公たちが繰り出す戦略の数々は、まるで本当の政治みたいだ。

 

「ザ・ポリティシャン」は、2020年1月に行われた第77回ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門の作品賞と主演男優賞でノミネーションされているぐらい評価が高い作品です。(惜しくも、受賞は逃しています。)

 

正直、シーズン1から事件多発すぎて、情報量が多い。その分テンポがいいドラマで、次々に続きを見てしまう作品です。

見てるだけでも、Netflixが本気でシリーズ化するつもりで作っていることがうかがい知れる作品。(やっぱり、シーズン2の制作も決まっているとか!早く続き見たい!!)

 

登場人物がしゃべる英語が、やたら早口なので、英語学習にもおすすめです。

 

【目次】

 

 

 

作品紹介

 

ザ・ポリティシャン(原題:The Politician)

シーズン1 全8話(約30~60分/話*ストーリーごとに異なる)

Netflixオリジナル作品

シーズン2制作も決定!

音声:英語(日本語、ポルトガル語も選択可能)

字幕:日本語(英語、韓国語、中国語、ポルトガル語も選択可能)

 

 

あらすじ

 


『ザ・ポリティシャン』予告編 - Netflix

 

7歳のころからアメリカ合衆国大統領になることを夢見てきたペイトン。手始めに、高校の生徒会選挙を勝ち抜き、生徒会長になることを計画する。

 

 

登場人物とキャスト

 

ペイトン役:ベン・プラット(Ben Platt)

 

7歳のころから、大統領になることを夢みて、着々と人生を歩んできた。大統領になるために、学歴にも非常にこだわりがある。高校の生徒会選挙も、自分のキャリアのために、当選を目指す。お金持ち名家の息子だが、養子であることから、家族関係も複雑。リバーと関係を持っている。

 

ベン・プラットは、自身がゲイだと公言している俳優の一人。自身のソロアルバム発売を機に、カミングアウトしている。

ベン・プラットは、俳優、歌手。ブロードウェイミュージカル「Dear Evan Hansen」の初代主役として、人気を集めた。同作で、2017年、トニー賞を受賞し、演技力と歌唱力に定評があります。

日本でも有名な「ピッチパーフェクト」にも出演しているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

リバー役:デイビッド・コレンスウェット(David Corenswet)

 

ルックスも成績が良く、学校の人気者。ペイトンと同様に生徒会選挙に立候補したことから、ペイトンとの関係が複雑になる。中国語をしゃべるため、ペイトンの中国語の先生もしている。

 

マカフィー役:ローラ・ドレイファス(Laura Dreyfuss)

 

ペイトンの生徒会選挙のアドバイサーとして選挙を戦う。

 

ローラ・ドレイファスも「Dear Evan Hansen」の初代ヒロイン役でベン・プラットと共演しているんです!「ザ・ポリティシャン」で再共演だなんて、ブロードウェイミュージカルヲタク界隈が熱くなりました。

 

ジェームス役:テオ・ジャーメイン(Theo Germaine)

 

ペイトンとの幼馴染。ペイトンの生徒会選挙のアドバイサーで、ペイトンを支える。

 

「ザ・ポリティシャン」が、テオのキャリアデビューとなる。テオは、トランスジェンダー俳優。ジェームスのセクシュアリティについては、劇中で特に触れられていないが、トランスジェンダー役というわけでもなさそう。

 

*トランスジェンダー:自身の性認識と、実際の身体の性が一致しない人のこと

 

 

トランスジェンダー俳優って、まだまだ活躍の幅が狭いうえに、トランスジェンダー役を演じるのが、慣例のような気がします。しかし、今回のように、トランスジェンダー俳優が、特にジェンダーにとらわれずに演技するのは、ナイスキャスティングと私は思う。テオが演じるジェームス、いい演技だ!

 

 

アリス役:ジュリア・シュレプファー(Julia Schlaepfer)

 

ペイトンの彼女。大統領夫人になることを夢見ている。ペイトンを選挙に勝たせるためなら、方法をいとわないしたたかな高校生。

 

 

インフィニティ役:ゾーイ・ドゥイッチ(Zoey Deutch)

 

ガンを患っているが、本人は病気について、あまり知らされていない。注目を集めるため、ペイトンが副会長候補者として指名。選挙を一緒に戦うが、彼女には、とんでもない秘密が…。

 

 

アストリッド役:ルーシー・ボイントン(Lucy Boynton)

 

リバーの彼女。野心家でペイトンとも熾烈に戦う。毒舌キャラ。

 

「シング・ストリート」でヒロイン、「ボヘミアン・ラプソディー」などの大ヒット作にも出演する人気女優。ルーシーを見たくて、「ザ・ポリティシャン」を見始めた人も多いと思う。

 

スカイ役:ラーン・ジョーンズ(Rahne Jones)

 

リバーが副会長候補に指名、選挙戦に参戦。思ったことはズバズバ言う。黒人かつ自身のセクシュアルにもオープンなため(ジェンダーノンコンフォーミング役)、マイノリティー票にも強い。

 

*ジェンダーノンコンフォーミング:既存の性的概念に当てはまらない人のこと

 

 

ラーン自身、レズビアンであることを公言しています。

 

 

 

感想

 

ベン・プラット率いるキャストたちが、豪華ですごい!

 

f:id:NatsuminScandinavia:20200503185516j:plain

 

主役のベン・プラットはミュージカルでトニー賞受賞の俳優。演技だけでなく歌唱力も一流なのは、このドラマを通じて、明らかである。戦略的に選挙に立ち向かう強いペイトンから、精神的に不安定な一面も持ち合わすペイトンの弱さも上手に演じ切っています。劇中歌のRIVERも歌うますぎて、感激しました。ベン・プラットだけでなく、ほかのキャストたちも実力派揃いで、安心して見れる。

 

 

 

高校で繰り広げられるシニカルな政治バトルが面白い!

f:id:NatsuminScandinavia:20200503185944j:plain

「ザ・ポリティシャン」で繰り広げられる生徒会選挙は、私たちが知っているような高校の生徒会選挙ではない。選挙を勝ち抜こうと、あの手この手で、皆が方法を厭わない。時に、冷酷で、非倫理的でもあり、命がけだ。終始、ゾクゾクすることの連続。しかも、仲間内でも、だましあいや裏切りをしていて、見ていてドキドキする。

たかが生徒会選挙、されど生徒会選挙。それぞれの利害が衝突しすぎていて物語を面白くしている。

 

 

描かれているテーマが超多様!新時代のドラマ誕生の予感!

f:id:NatsuminScandinavia:20200503190924j:plain

「ザ・ポリティシャン」では、描かれているテーマも多様で、見ていて飽きない。少々、情報を詰め込みすぎな感じもあるぐらいだが、今後続くシーズンへの伏線と考えると問題ないと考える。

 

特に感心したのは、性的マイノリティーの描き方だ。近年、ゲイやレズビアンの主人公やキャラクターが物語をリードするのは、当たり前になりましたが、「ザ・ポリティシャン」では、性的マイノリティーと呼ばれる存在がさらに細かく描かれています。先ほど、紹介しましたが、出演する俳優たちも多様的だ。表現上、性的マイノリティーとは言いますが、一口にいっても、人の心や性認識はカテゴリーされるものではなく、マジョリティーもマイノリティーも存在しないということ改めて意識されるものでした。既存の作品たちに比べて、2歩も3歩も先を見据えた作品の描き方だと感じました。

 

 

主人公たちのファッションがマネしたくなるぐらい可愛い!

f:id:NatsuminScandinavia:20200503190902j:plain

ペイトンたちは、それぞれファッションセンスにたけています。どこかレトロだけど、今にも通用するハイセンスなファッションで見るものを魅了します。マカフィーは、カラフルでおしゃれなスーツを愛用し、常にスタイリッシュです。アリスも未来の大統領夫人を見据えてか、上品な身のこなしです。皆さんのお気に入りのスタイルも見つかるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

ハラハラドキドキが止まらない「ザ・ポリティシャン」は、私のお気に入り!早く次のシーズン見たくて待てません。シーズン1は全8話だから、さくっと見切れるのもいいな。

 

余談になるけど。実は、私はブロードウェイミュージカルも大好きで、元々ベン・プラットとローラ・ドレイファスのファンです。

数年前、NYで「Dear Evan Hansen」を見る計画を立てていたのですが、渡米数か月前に、ベン・プラットの降板が決定し、私はベン・プラットとローラ・ドレイファスの奇跡のコンビで「Dear Evan Hansen」を見ることができなった。(結局、ベン・プラットの後任の俳優さんとローラ・ドレイファスのコンビで鑑賞しました。「Dear Evan Hansen」はめちゃめちゃいいミュージカルだった。)あのころから、ベン・プラット×ローラ・ドレイファスのコンビを見たい~とずっと思っていた。そんなとき舞い降りた「ザ・ポリティシャン」制作の話。大好きな2人の共演が見れると聞いたときは、死ぬほど嬉しかった。

 

動画配信サービス契約に、すごく抵抗感があって、契約するかしないか長年悩んで、しぶっていた私がNetflixを契約することを決めたのは、「ザ・ポリティシャン」を見るためってのがあるんだ。だからこの作品は、すごく思い出のある作品だし、期待を裏切らない作品でよかった!

 

なつめ