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フィンランドの魅力がいっぱい「かもめ食堂」を見た感想!

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私はフィンランドが大好きだ。しかし、お恥ずかしながら、長年「かもめ食堂」のことを知らなかった。

 

この映画の存在を知ったのは、初めてフィンランドを訪れた2016年夏、ヘルシンキでフィンランド人のお友達とお茶をしていた時のこと。

友人と会話の途中で、かもめ食堂が登場。どうやら、日本語が流ちょうな私の友達は、ヘルシンキに実際に存在しているかもめ食堂でアルバイトしていたそうだ。

「かもめ食堂行ってみたい?」と問われるも、その時、映画の存在を知った私は、さして興味もなかったので、「行かない」と返事をしたと思う。

 

日本人がフィンランドに興味を持ち始めるきっかけにも多い、「フィンランド入門」的な映画を私は見逃し続けていたのだ。残念な気持ちにはなったとはいえ、今日に至るまで、なんとなくずっと見ていなかった。

 

そろそろ見るべき時のような気がして、かもめ食堂を見ることにする。

素朴で愛おしいフィンランドの魅力が詰まった「かもめ食堂」をあなたも見てみませんか?

 

 【目次】

  

作品詳細

 

 

「かもめ食堂」

2006年 日本公開

1時間41分

音声:日本語

原作:「かもめ食堂」 群ようこ 著

  

 

あらすじ

 

サチエは、フィンランドの首都、ヘルシンキで日本食を扱う「かもめ食堂」を営んでいる。メインメニューは、日本人のソウルフードのおにぎり。しかし、現地の人からは、不思議がられて、「かもめ食堂」は閑古鳥が鳴く日々。そんな中、日本文化大好きフィンランド人のトンミ・ヒルトネンが「かもめ食堂」を訪れ、記念すべき第一号目のお客となる。トンミ・ヒルトネンは、サチエにガッチャマンの歌の歌詞を教えてほしいと質問するも、サチエは歌詞の全部を思い出せない。ガッチャマンの歌の内容を考えて、頭から離れないサチエは、偶然見かけた日本人女性のミドリに声をかけることにする。

ヘルシンキにある「かもめ食堂」から生まれる人々の交流を描いたドラマ。

 

 

登場人物 

 

個性的な登場人物を紹介!

 

サチエ

フィンランドのヘルシンキにある「かもめ食堂」の女亭主。昔ナナオという猫を飼っていた。父は武道家。小林聡美が演じる。「日本で食堂やる必要もない、ヘルシンキでなら、やっていけそう」と感じて、かもめ食堂を開業。かもめ食堂の看板メニューは、日本人のソウルフード、おにぎり。

 

ミドリ

弟がガッチャマンを好きだった影響で、ガッチャマンの歌詞を全て覚えている。世界地図で適当に指をさしたところがフィンランドだったため、無計画のままフィンランドを訪れる。サチエの提案で、サチエの家で寝泊まりすることに。かもめ食堂の手伝いも始める。片桐はいりが演じる。

 

マサコ

両親の体が弱かった影響で、介護に手慣れている。フィンランドで行われていたエアーギター選手権、サウナ我慢大会の映像をみて、フィンランドに興味を持ち、特に意味もなくフィンランドを訪れる。荷物がロストバゲージにあい、荷物が見つかるまで、ヘルシンキにとどまる。もたいまさこが演じる。

 

トンミ・ヒルトネン

かもめ食堂の記念すべき第一号目のお客様。日本語を少し理解する。ガッチャマンのTシャツを着用するなど、かなりの日本オタク。どうやら友達はいないよう。

 

 

 

感想

 

大きなネタバレはありません!

 

人生を謳歌する主人公たちが魅力的

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この映画に出てくる主人公の日本人女性たちは、ふつうであれば、「なんとなく」たどり着けないであろう異国フィンランドのヘルシンキに、「なんとなく」で、たどり着いてしまっている。

サチエは、ここでならうまくいきそうと考え、ヘルシンキでの起業を決意。ミドリも適当に世界地図を指さしたところがフィンランドだったからヘルシンキへ。マサコも、エアーギター大会やサウナ我慢大会をする国の人たちってどんな人なんだろうと思い、「なんとなく」ヘルシンキへ訪れる。

 

無計画に近い状態で、遠い異国フィンランドへ女一人で訪れる。今でこそ、そこまで珍しいことでもないかもしれないが、この映画が公開された当時であれば、多くの人が羨ましく思うことであったのかな。

「これをしたい」、「あれをやってみたい」と思うことは簡単だけど、実際に行動に移すのは、なかなか難しいことは、今も昔も変わっていないと思う。人それぞれ人生いろいろとあるけど、「とりあえず」、行動に移して、人生を謳歌する主人公たちに、魅力を感じるのは、私だけではないはず。

 

 

素朴で愛らしいフィンランド人たちが登場!

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 冒頭から登場するフィンランド人のおばちゃん3人組。あの可愛らしい雰囲気こそ、フィンランド人が愛される由縁を表していると感じた。フィンランド人は、結構シャイで素朴な人が多い。あのおばちゃんたちも、なんだかんだかもめ食堂が気になって、よくお店を外から見ているけど、サチエと目が合うとすぐに退散してしまう。すれ違いざまでも目が合ったら、ニコッと笑顔を返してくれるというお国柄の人も多いかもしれないが、目が合うとそそくさと通り過ぎてしまうのは、フィンランド人ぽいのかもしれないなと感じた。

 

トンミ・ヒルトネンのキャラクターもどこか愛らしい。ミドリに名前に漢字を当ててほしいと頼みこむヒルトネン。「豚身昼斗念」という漢字名をもらい、嬉しそうにするけど、いや、その漢字はちょっと…!と思わず突っ込みたくなる。着てるシャツが、ちょっとダサくて可愛らしくてツボなので、是非彼のTシャツにも注目してほしいな。

 

 

北欧インテリアからファッションまでフィンランドの魅力がいっぱい!

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インテリアからファッションまで、いたるところが北欧らしくて、可愛い。

 

マサコが新しい服を買ってくるけど、それはフィンランド発のブランド「Marimekko」のもの。鮮やかなテキスタイルで日本でも有名。

 

へえ、ユニクロとコラボするんだ。
(追記:日本での販売は除く)

マサコが着用している柄もののワンピースも可愛らしさと少し大人っぽさが融合したデザインで、とても良い。Marimekkoのワンピースを着た後、マサコの顔が、ちょっと明るく自信にあふれたような顔に変化したような気がする。

 

 

サチエが話すフィンランド語について

 

 

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サチエ役の小林聡美のフィンランド語の発音が上手なことに関心する。

もちろん演技の中の会話なので、セリフだけ覚えればいいのだろうけど、それにしてもお上手。フィンランド語って、あまり知られてないかもしれないけど、言語習得の難易度は、非常に高く、世界一難しいともいわれることがある。私も1年間レッスンを受けたことがあるが、非常に文法や発音が難しく、苦戦した。

だからこそ、なんとなくフィンランドに来てしまったサチエがあんなに上手にフィンランド語が喋れる設定なのは、かなり疑問があります…。

そもそも、フィンランドって、「なんとなく」たどり着いて「なんとなく」定住できる国ではないので、そういう細かいこと考えたら、ダメなパターンの映画ではありますね。

  

 

まとめ

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個性豊かな主人公3人たちが生み出す空気感は、非常に独特だけど、フィンランドの街並みが持つ素朴でおおらかな雰囲気がその独特感を包み込んで、マッチさせていると思う。言葉には表しきれないけど、私が好きなフィンランドの雰囲気を、この映画で感じることができた。

 

ミドリのような指さし世界旅は、コロナの影響で、現在は難しい状況だけど、事態が落ち着いたら、そんな自由な旅を私もしたいな。

 

ちなみにこの本の原作もあるみたいだから、時間があるときに読んでみようと。

 

独特の世界観のかもめ食堂。その一瞬、一瞬から、素朴で愛おしいフィンランドを垣間見ることができます!

 

 

 

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